PCSX2+Phasteで改造コードをサーチする! text=Imaha486

はじめに

プレステ2エミュレータは研究の段階であり、その中の最高峰PCSX2も一部の市販ソフトが動く程度で、
現状では「遊ぶことが目的」のライトユーザの多くが静観するだけなのが実情です。
しかし、それでも一部の市販ソフトは動くのです。
それが実機の10分の1の速度でしか動かず、激しく重かったとしても、エミュレータならではの利点もあります。
その1つが「ウインドウズ上で動作するプログラムであるため、メモリ空間の参照が自由である」こと。
つまり、特殊な機器などを一切必要とせずに改造コードのサーチが可能であるということでもあります。

当コンテンツでは拙作の『Phaste』を利用した、PS2改造コードサーチ方法を説明しています。
なお、Phasteのベースアドレス検出処理にはBIOSを利用しますので、実機BIOSが絶対必須です。
BIOSの吸い出し方についてはPS2のBIOSを吸い出すのコンテンツをご覧ください。
(上記記事内でも大まかにPhasteを説明しています)。

なお、当然ながらPS2改造コードサーチの主流はHanimar氏作のPS2DISを用いたプログラム解析であり、
Phasteはそれに取って代わるような存在ではありません。
あくまで初めの一歩、PS2改造コードサーチの世界へ踏み込むためのものです。
(もしくはPS2DISと平行利用することで作業効率を上げることも可能ですね)。

Cheat menu

2005/03/05
No.01 グラディウスIII&IV-復活の神話- 移動速度サーチ
Phasteの基本機能である増減・変動・不変サーチを利用して、
自機(ビッグバイパー)の移動速度をサーチします。
2005/03/10
No.02 ドラムマニア エキサイトゲージサーチ
増減サーチを用いてエキサイトゲージ(HP)をサーチしますが、
同期がズレるとすぐフリーズするので、SaveStateを活用します。
2005/03/12
No.03 もじぴったん L1ボタンを押してる間はノーウェイト
ちょっと番外編風味。
PS2DISとPhasteを組み合わせて可変式ノーウェイトのコードを作ります。
2005/04/11
No.04 Phasteでマスターコードをサーチ
またまた番外編風味。
普通はPS2DISを使ってサーチする「マスターコード」を、Phasteでサーチします。