PC98のゲームをWin11で実行する「PC98PLAYER」(update261005)

 以前にClaudeを用いて、PC98ゲームミュージックプレーヤーGMPV3をWindows11上で実行できるフロントエンド型GUIプレーヤーGMPV3Studioを公開しました。
URL : https://i486.mods.jp/ichild/gmpv3studio

 上述のプログラムは内部的に独自PC98エミュレータを実装しており、仮想マシン上でGMPV3を走らせた後の出力結果をWindows用にコンバートする仕組みで動いていたのですが「同じ原理でPC98のゲームソフトもそのまま動くのでは…?」
→動きました。

Download : pc98player-261005.zip
(念のため初期版のリンクも pc98player-260926.zip )

※ネットで落としたZIPからいきなりEXEを実行しようとするとWindows Defenderがアラートを吐くので、落としたZIPを右クリック、プロパティ、一番下のチェックを入れてOKを押下し、それからPC98PLAYER.EXEをコピーしてご利用ください。

 あと、どこぞのセキュリティソフトが誤検知したせいでしばらくWindows DefenderとEDGEがセキュリティ警告を出してきます。マイクロソフトに検体を提出したので、気になる方は普通に落ちてくるようになるまでお待ちください。
(※260929あたりで警告が表示されなくなった??? 報告求む)

↓もしくはセキュリティ例外登録したくない人はソースコードを自力ビルドどうぞ。
Download : PC98PLAYER_source_261005.zip


・実際に動作している様子


・これからチャレンジしたい方へ
 PC98用のエロゲ大人向けシールが貼られてるやつは基本的にノープロテクトのものが多いので、後期PC9821シリーズなどLAN接続が容易なマシンにインストールした後、ディレクトリをまるごとLHAかPKZIPあたりで圧縮して、LAN経由でコピーするのが無難。
 既にエミュレータ環境を組んでいる人はDiskExplorerで仮想ハードディスクイメージから引っこ抜くのが一番簡単でしょう。
 大手メーカーが全力でコピー対策しているプロテクトがガチガチのヤツは現行法だとどうにもならないので諦めてください。

 あと、PC98用のフリーゲームソフトはVECTORにたくさん公開されているので、名作STG「親父王」もLZHファイルを解凍して、そこにPC98PLAYER.EXEを入れてダブルクリックだけで動きます。
 他のタイトルの実行例もこのページの下の方にあります。

(update 26/09/30)
 このバージョンから「インストールアシスタント機能」が追加されました。
 ハードディスクイメージファイルをPC98PLAYERにドラッグ&ドロップするとフォルダ展開→INI生成→プログラム実行までがシームレスに可能になり、フロッピーディスクイメージまたはフロッピーディスクドライブを同じくドラッグ&ドロップすると、ゲームをインストールするための支援機能が立ち上がります。
 詳しくは同梱のマニュアル第二章および第三章をご確認ください。


・スクリーンショット


・環境構築TIPS

1.ベクターなどでPC98用フリーゲームを落とした際に「自己解凍書庫(EXE)」の場合は実機でしか解凍できない場合がありますが、PC98PLAYER.EXEと同じフォルダに置いて実行すると、仮想マシン上で展開処理が実行されて同フォルダにファイルが生成されますので、続いてPC98PLAYER.INIをゲーム実行EXEファイルやBATファイルにあわせて修正すれば、実機無しでプレイ可能です。

2.動作しないゲームは PC98PLAYER.INI の各種パラメータをいじれば動作するようになる可能性が高いです。ただ、CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATをいじりたおしてコンベンショナルメモリを確保していた時代が再び…という感があります。

3.Xの記事に各ゲームの起動方法をまとめたので参考用に。

PC98版「東方(体験版)」をPC98PLAYERで実行する手順
(自己解答方式書庫を展開したい場合の参考に)
https://x.com/Imaha486/status/2103999542123507962

PC98版「闘神都市2」をPC98PLAYERで実行する手順
(ディスクイメージを展開し、インストーラを使わずに環境構築)
https://x.com/Imaha486/status/2104179533025071391

PC98版「瑠璃色の雪 CD-ROM版」をPC98PLAYERで実行する手順
(CD-ROM版タイトルの対応方法)
https://x.com/Imaha486/status/2104167738457395505

PC98版「Rance III リーザス陥落」をPC98PLAYERで実行する手順/簡易版
(フロッピードライブ2台での起動を要求するタイトル用)
https://x.com/Imaha486/status/2106033579620987196


・ニュースメディア掲載情報
(RetroPC NEWSさん)

2026.10.2 「PC98PLAYER」登場!インストール済みPC-98ゲームをWin11で起動


・更新履歴
Update 260927
 グラフィック処理まわり、引数指定、各種大量バグ修正、PC98PLAYER.INIカスタムによるゲーム個別対応機能の追加を実装しました。詳しくは同梱のHTMLマニュアルをご覧ください。

Update 260927-2
 GDCに対応し、SG6 ~ NEOBRASTERなどBorlandのコンパイラで書かれたタイトルの描画が正常化しました。独自マウスドライバ制御系タイトルに対応し「アリスの館3」と「瑠璃色の雪」のマウス制御が可能になりました。
 2000年問題でバグるプログラム用にINIに現月日に偽情報を送るFakeYearとFakeDateを追加しました。

Update 260928
 フリーソフト「Ray」が起動時にフリーズする不具合を解消。
 「メタ女」が音声再生と同時にフリーズする不具合を解消。
 「瑠璃色の雪」がINIをMIDI=1にしてもMIDIが有効にならない不具合を解消。
 INIの音量調整パラメータVolumeを100パーセントをオーバーできるように修正。
 INIにMIDI再生速度を補正するMidiSpeedFixパラメータを追加。
 INIにMiddleReleaseパラメータを追加し、マウスの中ボタンクリックでF12キー(マウス占有解除)と同一効果が得られるようになりました。

Update 260929
 F11キーを押した時のメニュー下部にフロッピーディスク選択機能を追加し、INIにFloppyImage=disk1.fdiのような起動直後にディスクイメージをロードする構文を追加。さらに、FloppyImage=FDD:AでUSBフロッピードライブの指定や、FloppyImage=GWでGreaseweazleドライブにアクセスが可能になりました(※後者は私が実機を持っていないため動作確認できておらず利用は自己責任です)。
 フロッピーディスク対応に伴いブートフォルダをA~Z、フロッピードライブをA~Zに任意指定可能になりました(詳しくはマニュアルをご覧下さい)。
 INIにFreeSpaceMB=100のように指定することでドライブの空き容量を100メガバイトに偽装することが可能になり、インストーラが容量不足でコケる問題に対応。
 マウスを使わないタイトルではINIにMouseLockDisable=1を指定することでマウス排他制御が解除されて、いちいちF12キーを押す必要がなくなりました。
 GDC制御のバグがいくつか修正されました。

Update 260930
 ハードディスクイメージファイルをPC98PLAYERにドラッグ&ドロップするとフォルダ展開→INI生成→プログラム実行までがシームレスに可能になり、フロッピーディスクイメージまたはフロッピーディスクドライブを同じくドラッグ&ドロップすると、ゲームをインストールするための支援機能が立ち上がるようになりました。
 今まで設定ファイル(PC98PLAYER.INI)が無い状態でPC98PLAYER.EXEを実行すると、勝手に「それっぽいもの」を選んでINIファイルを生成する仕様でしたが、ファイル選択ダイアログが開いて自分で選択できるようになりました。

Update 261002
 グラフィックバグ修正、マウスの直接I/Oポートアクセス、ゲームパッド対応、ランス3などフロッピードライブが2台無ければ起動できないソフトに対応しました。
 そして今回のバージョンより「メモリエディタ」を実装し、ステータスMAX・所持金MAXなどのゲーム改造機能が使えるようになりました。
(画像例)LEGAM所持金999999

Update 261003
 メモリエディタのWキー押下時のコマンドに「範囲指定一括書き込み」を実装し、さらに改造コードを登録・保存できる「コードエディタ」を追加。
(メモリエディタのサーチで該当したアドレスをダブルクリックでコードエディタに登録できる機能付き)
 RPGツクールDante98でBGMが鳴るように割り込みベクタまわりを修正し、旧・MUSIC.COMを使う系タイトルで曲が鳴るようになった可能性があります。
 フォルダにドライブレターを割り当てるSUBSTコマンドに対応しました。

Update 261004
 MIDIプレーヤーMIMPI V4に対応し、RS-232CやMPU-PC98へのMIDI送信をキャッチしてWindowsのMIDIマッパーに送信できるようになりました(MIDIが鳴るソフトが増えるかも)
 プログラム内部で「ファイル名に空白が含まれるタイトル(サバッシュ2など)」はPC98実機が8.3ファイルネーム(空白なし)で処理されるのに対し、PC98PLAYERはロングファイルネーム(空白あり)で処理していた問題を修正。
 設定ファイルPC98PLAYER.INIをテキストエディタ無しで修正できるよう、アーカイブに「設定INI作成.html」というウェブブラウザ動作する設定ファイルエディタを追加しました。

Update 261005
 ルパン98の曲が正常に再生されるようになり、それに伴いいくつかのゲームでPCM音源の再生が正常化された可能性があります。
 ELF「同級生」をフロッピーディスクから直接インストールできるようにするため、INIにカレントディレクトリ変更(CurrentDirectory=)を追加しました。
 MIDIが鳴らないという問い合わせが多かったため、F11キー・Sの順に押すと設定コンフィグ画面が開くようにしました(ここで設定した内容は直接PC98PLAYER.INIに書き込まれます)