仮想通貨にはいくつかの承認方式がありますが
「コインを保持したままウォレットを立ち上げ続けるだけで残高が増加する」
といった、利子に近い特性をもったタイプのものがあります。
・POS(プルーフオブステーク)
計算能力で承認するPOW(プルーフオブワーク)ではなく、
残高の保有量によって整合性を証明する仕組みです。
いくつかバージョンはありますが、いずれにしても
ネットワークに繋いだまま放置すると残高が増えます。
・MN(マスターノード)
(厳密には違いますが)POSの上位バージョンという位置づけで、
あらかじめ定められた枚数のコインを「ロック」で固定すると
承認処理の都度に報酬が得られる仕組みです。
もし「Block reward 100(MN60%+POS40%)」と書かれているコインがあり、
POSウォレットが1000人、MNが50人いた場合は、
100枚のうち60%(=60枚)が50人で抽選にかけられて1名に配当、
100枚のうち40%(=40枚)が1000人に抽選にかけられて1名に配当~
…といった割り当てになったりします(コインによりけり)。
・・
いずれにしても24時間365日ウォレットを起動しっぱなしが前提ですが、
24時間PCを起動する電気代より、海外サーバを借りる方が圧倒的に安い
です。
下記にオススメをリストアップしましたのでお好みのものをどうぞ。
サービス名称 | 最低料金とスペック | IPv6 | BTC払い | 備考 |
VPSCHEAP.NET | 年14ドル/月1.17ドル(2core/RAM512MB/SSD10GB) | NG | OK | 50%オフキャンペーン適用で史上最強コスパ。ただしストレージが激遅なので要注意。 2019.7.9追記 サーバ全データロストしたうえスワップ利用不可に改悪され、完全にクソVPSになりました。 |
VPSSERVER.COM | 月4.99ドル(2core/RAM1GB/SSD25GB) | 複数OK | OK | $500チャージで+$75ボーナス付きで実質は月4.34ドル。1サーバあたりIPv6アドレスを10個取得できる。※米国サーバ以外はIPv6アドレスを増やす都度にトラフィック上限が減少する場合がある |
VPSDime | 月7ドル(4core/RAM6GB/SSD30GB) | NG | OK | Paypalも対応。IPv6は使えないもののRAM6GBが強い!POS用に最高。 |
Scaleway | 月1.99ユーロ(1core/RAM1GB/SSD25GB) | NG | NG | Paypal対応。月300円は強み。 |
RouterHosting | 月9.95ドル(Windos/2core/2GB/SSD25GB) | NG | OK | まともなWindowsVPSを月10ドル以下で運用できる唯一の選択肢。 |
個人的にはVPSDimeに「メモリをドカ食いするウォレットを大量に詰め込む」。
VPSSERVERは「IPv6アドレスを10個取得してマルチマスターノード」を入れるのがベストですね。
どうしてもSSHからUbuntu16.04をコマンド制御するのが苦手な人は
RouterHostingを契約してVNC経由でWindowsを操作しても良いですが、
コスパはUbuntuよりも劣ります。
どちらもBTCでの支払いが可能なのでマスターノード収益を売却して
サーバ維持費を払えば自己負担ゼロでサーバを回すことが出来ます。
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