昨日アップした記事
クリエイター向けトークン『ACC』に投資してみるよ!→ちょっと様子見る
の続報ですが、プレセールおよびICOへの投資を中止します。
ICOの問題性については以前より詐欺事件の多発などが指摘されてきましたが、
今回のケースは投資を募る姿勢が見られない(その資格が無い)
というのが最大の問題点でした。
改めてACCことArtist Connect Coinについて振り返り。
・ACCとは何なのか?
ACC公式サイト https://accoin-japan.jp/
世の中のあらゆる「クリエイター」を支援し、国際展開する際の妨げとなる
「日本語」「支払いシステム」の壁を取り払いグローバル化を推進するコイン。
ホワイトペーパーには
常に「日本語」という言語の壁を抱えていることが原因で、
グローバルプラットフォームから乗り遅れることが甚だしい状況です。
と記述されており、現状の日本のコンテンツ配信に疑問符を投げかけています。
また、このトークンが成功すれば、漫画家・ゲームクリエイター・プログラマなど
あらゆる人材が仮想通貨を利用して報酬を得られるシステムが完成し、
2018年のAPI利用解禁でコミックマーケットなどのイベントでの利用が可能になれば
マジで夢のコインになる可能性を秘めている。
・ACCの問題点
1.Bitcointalk(ACC PreSALEスレッド)でアナウンスをするも自発的な発言はゼロ。
質問に対しては丁寧に答えているものの対応が受動的過ぎるため、
新情報を欲するユーザの需要を満たせていない。
2.本日(2017年12月15日 午前11時00分)にプレセールが開始されたものの、
Bitcointalk、公式ツイッター、各種アナウンス媒体における告知が一切ナシ。
注目していた人ですら「プレセール始まってたんですか?」と言う始末。
3.ツイッターにおいてわざとACCに関する「問題点&苦情」を長々と列挙して
長時間放置しても、それを過去ログに流すようなポジ発言も一切ナシ。
なのでACCに興味をもった人が居ても投資に至る前にネガティブ発言が目に付く。
4.Bitcointalkで一日近く経過するのにACC関係者以外の発言が僅か12個。
未だに2ページ目が表示されておらず閑古鳥が鳴きまくっている。
5.英語圏へのアプローチが重要であるにも関わらず
ホワイトペーパーが何故か日本語と韓国語だけ
という準備不足過ぎる謎状況。
6.その指摘に対して「12月25日までに英語版ホワイトペーパーをリリースします」
という遅すぎる対応。
・一言で
運営チームがマジでクソ
・
・
・
・ACC運営チームは何をすべきだったのか?
運営チームの顔ぶれを見た感じ
「人を使うコトは得意でも、自分が前に立って最前線で戦えなさそうな人ばかり」
です。
まずICO出資者の財布の紐を緩めるために最低でも必要なのは次の3つ。
1.やたらフレンドリーなアナウンス
2.綺麗事だらけでムチャクチャ稼げそうな数字データ
3.TwitterやFacebookなどによるSNSでの情報拡散
他にもBOUNTY PROGRAM(報奨制度)などがあっても良いのですが、
恐ろしいことにACC運営チームはそれらを一切していません。
投資家にとってICO投資に必要なものは「頭カラッポにして送金ボタンを押す勢い」です。
その勢いを与えてもらえなければ投資できません。
ICOは「コインの魅力を最大限に伝え、その魅力に対して投資を得る」システムですから、
運営チームに課せられた最初のミッションは、
コインの完成度を高めることではなく
コインの魅力をより多くの人に伝えるコト
です。
それを果たせないというコトは、
「売り上げノルマを課せられた営業マンが売り上げ未達成」
「締め切りを決められた漫画家が締め切りを守らない」
「コミケで原稿落とす」
に等しいわけで、用は努力不足と準備不足です。
マーケティングは事前準備が全工程の80~90%を占めるほど重要ですが、
それを怠るということは、課せられたミッションの10~20%しか果たせていません。
そんな運営チームに対して、誰が投資したいと思います?
そんな連中に運営を任せて、コインが成功すると思います?
・というわけで
ACCはプレセールが終わるまでに
「プロモーションに強く、現在リアルタイムで戦っているスタッフ」
の人材を確保する必要があります。
その努力すら怠るようであればこのコインは100%失敗します。
個人的にはACCのやろうとしている事業内容やコインは魅力的ですが、
仮想通貨界隈に居る投資家を動かすノウハウが無さ過ぎです。
というか、そのやり方だと昨今のリアルビジネスでも確実にコケるというのは
ド田舎のIT業界で働く三下の営業マンな私ですら理解できるんですけど、
ホントにあんたらプロですか?
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